パッケージは折箱に和紙の懸け紙をして、中の緩衝材にカンナくずを入れています。
絵本のように見せたいと思い四角い箱になりました。
絵はしばたあきこさん、商品ロゴと懸け紙や説明書は保坂陽子さんに制作をお願いしました。
可愛い表現で、馴染みのない新しい玩具の遊び方が一目見て伝わるようになっています。

子供の頃の釣りの思い出から、魚釣りの浮きが水面で上下することからイメージしました。
そして、お風呂のもぐらたたきゲームのような遊びを考え始めました。
はじめは、檜（軽い）＋欅（重い）でつないで棒にすれば、釣りの浮きのようになると考えましたが、全く沈みませんでした。

以降、試行錯誤を重ね、課題だった木の浮き沈みは、木玉の重りに銅板を埋め込むことで解決しました。
木が水に浮く性質を活かしたおもちゃですが、ちょうどよい具合の浮かせ方、沈み方にするには、この銅板の入れ方がポイントです。 サイズの異なる各木玉ちゃんに入れる銅板の重さは、それぞれ０．１ｇ単位での標準値を決めてありますが、個体差に合わせて重さと入れ方の微調整が必要なため、大工が一つ一つ手作りしています。

誰とお風呂で遊ぼうか？
水に恵まれた日本、たっぷりのお湯につかりながらお風呂をもっと楽しめたら心も温まりそうです。
お風呂がさらに楽しくなり、過ぎれば短かった子供時代の記憶の１片になれたらうれしいです。