山鹿市K様ご夫婦からの声(建て替え新築工事)

建て替え後のK様邸 昭和43年に先代のお父様お母様が建てられ3世代が暮らした家を、子育てを終えた施主様ご夫婦が快適に暮らせる家に建て替えられました。古い家財の処分も含め1年2カ月の仮住まいを経て、2020年5月に新居が完成しました。

「熊本地震をきっかけに、地震にも台風にも強い家に建て替えようと決めました。」

Q.建て替えようと決められたきっかけは?

奥様
2016年の熊本地震です。両親が建てた家は、もう古かったので、至る所にヒビが入ってしまって、怖くてね。しばらくは畑でテント生活をしました。
ご主人
山鹿の中では地盤の影響が大きかった地域で、隣近所の家もひどかったですね。おまけにうちは2度増築と建て増しをしていたので・・・。だから、今度は、地震にも台風にも耐えうる強い家を造りたいと思ったんです。

「こだわりは、スッキリ暮らすための収納とゆっくりお酒が楽しめるリビング。」

Q.新しい家づくりでこだわられた点は何ですか?

K様ご夫婦
奥様
収納ですね。古い家には義父が持っていた戦時中の服や飯ごう、子どもたちが小学生時代のものなどたくさん詰まっていましたから、片付けだけでも1年以上かかったんです。トランクルームを借りてね。それでも、まだ片付きませんよ(笑)。今度の家では、スッキリ暮らせるように、リビングと寝室に大収納を造ってもらいました。
ご主人
私は、ゆっくりお酒が飲めるリビング・ダイニング(笑)。LDKから外が見えるのがいいですね。出来上がるまでは想像できなかったけど、稲葉社長が、「全窓でいきましょう!」と提案されて・・・。居心地いいですよ。
奥様
以前は台所が独立していたので、一人で寂しく炊事をしてたんですよ。夫はこたつ大好きな人なので、おしゃべりすることもできなくて・・・。でも、今度の家は、カウンター越しにおしゃべりできるし、夫が外で畑仕事してる姿が見えるから安心です。夫婦仲良くなりましたね(笑)。

「冬は温かく、夏は涼しい。住んでみて初めて分かるんですね、木の温もりって。」

Q.新居のご感想、住み心地はいかがでしょうか?

ご主人
冬は温かく、夏は涼しい。以前の家は西日が当たっていたこともあり、夏に閉め切った家へ帰ったら、夜9時頃でも42℃あったこともありました。今は、朝日が入るし、ペアガラスだから少々の寒さなら暖房が要らない。静かで隣の音も聞こえないしね。
奥様
温かい。以前の家は、冬は、吐く息が白くなったりしてたけど、今は温かい。床が冷たくないんですよ。合板じゃなく無垢板だから。住んでみて初めて分かるんですね、木の温もりって。初めて家へ来るお客さんが、「木の匂いがする~」って言われます。「木がはえてるの?」とか(笑)。
ご主人
「込み栓」?(※) これ見るだけで安心ですね。丈夫だぞって。

込み栓
(※) 「込み栓」とは?
柱に鴨居を刺して止める栓のこと。伝統的な木造建築の手法で、経年による建物の狂いが少なく、揺れにも耐える耐震効果を発揮します。

「稲葉工務店に決めた理由は、木造で災害に強い家を造りたかったから。」

Q.稲葉工務店に決められた理由は?

ご主人
稲葉さんとは、旧知ではあったんです。30年以上前、父がリフォームをお願いした頃から、まだお若かった今の社長がよく我が家に出入りされていましたからね。でも、やはり、新しい家を建てるにあたっては、他の住宅メーカーさんも検討し、モデルハウスもしっかり見て回りました。とにかく、地震や台風に強い家をという観点で。以前の家は、50年以上経っていて、更に熊本地震などでかなり傷みが進み、震度1でも感じるような状態でしたから。
奥様
今度は木の家がいいなと思っていたので、それじゃ稲葉さんに相談してみようと。稲葉さんなら、こちらの言葉をちゃんと受け止めて、応えてもらえるので安心かなと。

「職人さんの腕にびっくり!設計図の変更にもすぐに応じてもらえました。」

Q.設計から完成まで印象に残ったことや思い出はありますか?

お施主様の要望により建築途中で変更した玄関前のトイレ
奥様
とにかく、頻繁に面会の要請があったこと(笑)。設計から施工まで、数えきれないほど何回も打ち合わせをしました。
ご主人
「ああしてもらいたい、こうしてもらいたい」と、自分の考えていることを伝えるんですが、結局は、それより稲葉社長の提案されることの方が結果的にいいんです。
奥様
丁寧に説明してくださいますしね。これなら信頼してお任せできるなと。
ご主人
稲葉さんところの職人さんのスゴイところは、途中で設計の変更が生じても、「いいですよ!」とすぐに対応してもらえるところ。規格どおりの住宅メーカーだとそうはいきません。例えば、我が家はトイレを二つ造りたかったのですが、玄関前にトイレの扉が二つ並ぶのは良くないだろうということになり、扉の一つを飾り棚に見えるように変更してくださったんです。その時、使い勝手を考えると「ひとつは引き戸がいいな」と言ったら、「いいですよ!!」と、見事に玄関の飾り棚の裏にスライドするようにしてくださったんですよ。びっくりしました。

「これから家をつくる方は、建築現場も見学してみることをおススメします。」

Q.これから家をつくる方へのメッセージをお願いします。

奥様
モデルハウスだけではなく、家を建てる現場も見られた方がいいですよ!私は今でも建築現場があるとつい見てしまうんですが、我が家のように立派な梁と大黒柱を使ってるところはありません。小さい柱とか使ってるのを見ると、「大丈夫かな?」って心配になります。窓も、壁をくり抜いてあっという間に造るだけ。建築期間が短すぎる。「建てる方は、納得されて造られているのかな?」って思います。出来上がったら、形だけしか見えませんからね。
ご主人
今回びっくりしたのは、家を建て始める時に「職人さんたちと一緒に飲みましょう」と誘っていただいたこと。やっぱり、家づくりは、信頼関係が一番じゃないでしょうか。私たちは、最高の家づくりができたなと思います。

社長 稲葉からひと言

K様ご夫婦と社長の稲葉

先代のお父様、お母様には、若い頃からずいぶんかわいがっていただきました。今は息子さんご夫婦とも家族ぐるみでお付き合いさせていただいています。私は、ふだんから住む方が幸せになっていただきたい、ご夫婦仲がよくなっていただきたいと思いながら家づくりをしていますが、K様のお宅は、まさに2代にわたって幸せなご家族とお付き合いできて有難い限りです。
昔は、家を造るとき「小屋入り」と言って、今から建てる家の木材を全部揃えて施主様と職人が顔合わせをするというのが当たり前でした。現代のプレカット工法では、あり得ないことですが、「手刻み」の本格木造建築ではそれができるので、弊社では、お客様との信頼関係を築けるそんな風習も大事にして行けたらと思っています。

<< お客様の声一覧へ