[木材の達人] | 住まいづくりの情報サイトe-house

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木材の達人「コラム」

木は狂う?!


木材の繊維方向によって
収縮率が異なる
木が割れる、反る、縮む。これらは木が乾燥している度合いによって生じる現象なのです。木は一つの塊のように見えますが、実は細かな細胞によって形成されています。 木は年輪に沿って繊維方向、接線方向、年輪の方向の3方向に分けたとき、それぞれにおいて木の収縮する度合いが異なります。
例えば丸太が割れるという現象は、樹皮に近い部分と中心に近い部分の収縮率が違うために生じてしまいます。また反りについても同様なことが言えます。割れや反り、収縮を極力抑えるため、現在では木を乾燥させる技術が用いられており、市場では「乾燥材(かんそうざい)」として販売されております(※乾燥材でも品質はあるので注意が必要)。

丸太に割れが生じるのは
乾燥の度合いが違うため

このような無垢の床材でも
季節によって収縮をする
構造的な欠陥になるほど割れてしまう場合はともかく、木が割れることはごく自然なことなのです。無垢は大気中の水分を吸収したり、放出したりして、いつも適切な環境にしてくれます。例えば、湿気の多い夏は水分を吸収して伸び、逆に乾燥する冬には水分を放出して縮みます。これは木が呼吸しているためであって、生きている証ともいえます。
このような現象は木材特有のもので、均一で機械的な材料を求められる今日の住まいづくりには欠点ともいえるでしょう。これらを欠点と捉えるか、利点と捉えるかは人それぞれですが、一般的に木の欠点といわれていることを「木が生きているから当たり前なんだ」という世の中になることを期待します。

乾燥材としての表示例