[木材の達人] | 住まいづくりの情報サイトe-house

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木材の達人「コラム」

エコマテリアルとしての木材

木造住宅とエコロジーの問題を考えたときに、もう一つ見落とせないポイントがあります。それは、木材は建築材料をつくるために必要な消費エネルギー量が、ほかの素材に比べて驚くほど低い、という点です。
左記の図は、各建築素材をつくるために必要なエネルギーを炭素量に換算して、大気中への炭酸ガスの放出状況を示しています。
これによると、1トンの木材を生産するのに、天然乾燥製材であれば、炭素に換算して30kgを放出しますが、コンクリートが50kgで1.6倍、鋼材が700kgで23倍、アルミニウムが8,700kgで290倍と、いずれも環境への大変な負荷をかけています。いずれにしても、木材に代わるほかの建築材料を使えば、地球環境への影響は極めて大きいことを示しています。
これらの材料を用いて、平均的な住宅を建築する場合(延べ床面積136m<sup>2</sup>)の炭素放出量を比較すると、木造住宅では1戸当たり5,140kgあるのに対し、鉄筋コンクリート造住宅では21,814kg(木造の4.24倍)、鉄骨プレハブ造住宅では14,743kg(木造の2.87倍)もの炭素が放出されます。木造住宅がいかに地球環境にやさしい住宅かが分かります。
また、木は住む人にも良好な住環境を与えます。人間が衣服を着たり、脱いだりして体温を調節するように、木も調湿機能(吸湿・放出)により、周囲の環境を常に快適に保とうとします。
よく〝木造住宅は過ごしやすい〟と言われるのはそのためですが、単に構造だけではなく、生活に密着して感じられる部分、すなわち木材が調湿機能を発揮できる〝内装材〟に美しい無垢の木材を使うことをオススメしてます。一度試してみてはいかがでしょうか?